金融機関での面談について1

さて、今回は必要書類を作成して、無事金融機関に対して
融資申請を行った後のお話をしていきます。

以前にもご説明したとおり、必要書類提出後、約一週間ほどで
事業計画に基づいた面談が行われます。
もちろん面談内容は返済計画が実現可能かどうか、です。

ところがこの面談、一回勝負とあってかなり緊張します。
とにかく緊張してしまいます。
まぁ、無理もないことです。
何しろ、すでに起業後の準備を進めているにもかかわらず、
融資が下りないことにより事業の計画が頓挫してしまうかもしれません。
これは大きなことです。

しかしながら、それでもあえてアドバイスするとしたら、

とにかく、落ち着いてください!!

たしかに一発勝負です。しかし、採用面接ではありません。
強い意志を持って起業する思いを伝えてもらえれば、
全く持ってマイナスにはなりません。
次回以降お伝えするポイントさえ押さえていただければ、
なんらおそれることはありませんので、ご安心ください。

面談は当然ですが、融資申請時に提出した書類を元に進められます。
不明な点や詳細を知りたい点などが質問されたりしますが、
ここで注意すべきはその内容を把握しているか、です。
会社内で事業計画等を作られた経験のある方ならおわかりでしょうが、

基本的には

事業計画書に記載されているすべての数字について責任を持つ

必要があります。

簡単に言えば、事業計画書に記載されているどの数字の根拠を問われても、
サラリと答えられなければいけません。
これが責任を持つ、ということです。

ただ、たとえば奥さんに事業計画書の作成を丸投げにしているとか、
税理士に丸投げしている方は、これらの数字について全くと言っていいほど
答えることができません。
一つ二つ、分からない点があるのは自然なことです。
しかしあれも分からない、これも分からない、ではいったい誰の事業計画書なんですか?
という疑問になるのも当然ですよね。

結論、

提出した資料の説明は、すべて社長の言葉で説明できる

ようにしてください。
ただ、実際はどうでしょうか?

当然忘れている箇所や、不明な天安かも出てくると思います。
もちろん、あれもこれも分からないものばかりだと信頼感がなくなりますが、
融資申請で提出する資料なんて、どうしても大量になります。
それらすべてを把握して説明できることの方が珍しいのではないでしょうか?

そんなときには素直に、「分かりません。」
と答えてください。
間違ってもその場を取り繕うかのような適当な回答だけは避けてください。
分からないことは上記にも記載したとおり、おかしなことでは一切ありません。
むしろ自然なことです。
ただし一点だけ注意点があります。それは・・・

持ち帰ってすぐに回答!

することが大事です。銀行の担当者は大変多忙です。
一度に何件もの案件を抱えています。
あなたが面談を行った翌日には別の案件の面談を行っていることでしょう。
そんな中で対応しているわけですから、すぐに回答できることは回答しましょう。
そうしないとただでさえ人柄を重視される創業融資の場合、
不利になることは間違いないです。

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