カテゴリー: 銀行融資

  • 税理士から見たお金に困る経営者の5つの特徴!資金繰りに苦しむ社長に共通する特徴を説明。

    税理士事務所を起業してから10年以上経ちましたが、
    その間いろんな経営者の方とお話をする機会に恵まれました。
    尊敬する人もいればもうちょっとがんばって欲しいなと思う人、様々です。
    いろんな方とお話をする過程において、
    常にお金に困っている人に共通する、ある特徴が見えてきました。
    そんな特徴5つを説明します。

  • 融資審査のポイント

    これまでいろいろな制度や面談時の注意点をお伝えしてきましたが、
    とりあえずこのあたりで融資審査のポイントをまとめていきたいと思います。
    大きくまとめると以下の4つになります。

    • 融資審査のポイント1:ヒト、モノ
    • 融資審査のポイント2:カネ(売上高、利益)
    • 融資審査のポイント3:カネ(自己資本、借入金)
    • 融資審査のポイント4:カネ(貸付金・仮払金、その他)

    融資審査のポイント1:ヒト、モノ 

    ヒト モノ

    【着眼点】
    ○信頼性
     正直かどうか、信義則は事業を行う上でも重要な要素。(例:ちゃんと返済日に返しているか。)
    ○謙虚さ
     他人の意見を聞く姿勢はあるか
    ○決断力・責任感
     迅速な決断を行っているか、失敗の言い訳を他に転嫁していないか
    ○計数観念
     決算の内容・総括と今後の見通しを自分の言葉で説明できるか。(他に実権者がいるかどうか)

    ⇒ 小規模企業の存続の大部分は、経営者で決まる。経営者は小規模企業のエンジン

    【着眼点】
    ○製品(商品力)
     市場に受け入れてもらえる(売れる)独自性の高い製品(商品)があるか
    ○技術力
     他社と比べてどの点に優位性があるのか、それが受注につながっているのか
    ○サービス
     他社とどこが違うのか、従業員の能力はどうか
    ○販路
     どうやって販路を開拓したのか、またはこれからするのか、それが今後も継続できるか

    ⇒ 小規模企業は決算書に現れていない強みが存在基盤

     

    融資審査のポイント2:カネ (売上高、利益)

    カネ(売上高) カネ(利益)

    【着眼点】
    ○企業の「サイズ(規模)」を大まかに把握 → 他の勘定科目の数字を見るときの基準
    ○「売上」の仕組み・お金の流れから事業内容を把握

    【知りたいポイント】
    ○誰に、何を売るか?
     売上を計上するタイミングと、その回収方法
    ○主な取引先と、取引先別、月別の内訳
    ○複数事業を営んでいるときは事業別の内訳
    ○複数店舗を営んでいるときは店舗別の内訳
    ○資産表未作成でも、せめて決算期以降の売上を把握したい

    【着眼点】
    ○小規模企業は「儲かる体質」への転換が遅れている
    ○企業にとっては維持・発展の原動力であり、金融機関にとっては主たる返済財源でもある
    ○利益だけで無く資金繰りにも注目 → 「利益+減価償却費」で計算されるキャッシュフローが返済財源として重要

    【知りたいポイント】
    ○赤字の場合は、その理由と今後の方針
    → 経営者としての考えを聞きたい

     

    融資審査のポイント3:カネ(自己資本、借入金)

    カネ(自己資本) カネ(借入金)

    【着眼点】
    ○自己資本の充実度でも企業間格差あり
    ○小規模企業の場合は、経営者の個人資産・負債と合計して検討することが一般的
    ○債務超過でも、資金を調達(借入)できれば企業は存続可能
    → 借入金に注目する理由
    ○実質自己資本(決算書上の自己資本に非資産性、非負債性要素を加除したもの。)が大幅な債務超過の場合は、要注意

    【知りたいポイント】
    ○経営者の個人資産・負債
    ○債務超過の場合は、なぜ存続できたのか

    【着眼点】
    ○継続的に借り入れできるあいだは企業は存続可能
    → 今後も継続的に借入か農家に着目
    → 怖いのが知人(ヤミ金かも)
    ○借入の総額が過大では無いか
    → 返済しなければならない借入金を把握
    → 借入金が過大かどうかを判断する尺度
     (1)借入金回転期間
     (2)債務償還年数

    【知りたいポイント】
    ○借入金残高の内訳・明細(借入先、借入時期、借入金額、返済条件など)
    → メインバンクはどこか
    → 「返済金>返済財源」ならば、継続的に融資を受けないと資金繰りが破綻
    ○売上同様、資産表未作成でも決算後の借入状況を把握したい

     

    融資審査のポイント4:カネ(貸付金・仮払金、その他)

    カネ(貸付金・仮払金) カネ(その他)

    【着眼点】
    ○費用計上の無い資金の支出であり、キャッシュフローや自己資本が悪化していないか
    ○貸借対照表上に雑勘定(とくに代表者向けの貸付金・仮払金)がある場合は要チェック

    【知りたいポイント】
    ○支出の相手方・時期・理由・将来的な解消見通し

    【着眼点】
    ○1期前あるいは2期前との比較および決算後の動きに注目(全勘定科目)
    ○良い方向に向かっているのか、悪い方向に向かっているのか
    ○P/Lの変化とB/Sの変化に整合性があるか
    → 例:売上が減り続けているのに、売掛金や在庫が増加
    ○融資の理由確認
    ○経常収支比率が3期連続で100%を切り、直前期が80%を切る状況では、資金繰りがひっ迫している考えられるので要注意。
    ○売掛金、棚卸資産、買掛金の回転率が、著しく増減している場合は要注意
    ○一応、納税資金も融資の対象

     

  • (無担保・無保証人)新創業融資制度

    今回からは日本政策金融公庫対策として
    もっともメジャーな「新創業融資制度」についてご説明いたします。

    この新創業融資制度がなぜメジャーなのかというと、
    簡単に言えば

    ・無担保(家を抵当に入れる必要がない)
    ・無保証人(連帯保証人が必要ない)

    という、コネも実績も乏しいこれから事業を始めようと考えている方にとって
    非常にメリットの大きい2つの柱があるからです。

    ただしこの魅力的な制度を利用するためには、若干の制限があります。
    主なものとしましては以下の通りです。

    ・融資額の上限が1,000万円(雇用創出などの要件該当者は3,000万円)
    ・税務申告を2期迎えていない
    ・返済期間が運転資金5年、設備投資7年以内
    ・創業資金総額の10分の1以上の自己資金が確認できること

    となります。とくに上記制約のうち、もっとも大きな足かせとなるのが最後の、

    「自己資金10分の1以上」

    です。たとえば事業を始めるのに600万円必要であるならば、
    自己資金として60万円用意して、540万円を融資申請することとなります。

    ただし、この自己資金というのはあくまでも最低ラインです。
    結構勘違いされている方がいらっしゃるので申し上げますが、
    自己資金が60万円あれば自動的に540万円借りられる、なんて思わない方がいいです。
    実際には自己資金の5倍程度しか借りることができないケースが多いです。
    すべての条件をクリアして、最も大きい融資上限が540万円と言うだけです。

    もちろん弊所でご依頼いただいた方には上限の融資額が下りるように
    全力でサポートさせていただいておりますので、
    単独銀行に行って×が付く前に、遠慮なくご相談ください。

    なお、上記の自己資金というのもこれまたくせ者なんですが、
    これはまた次回ご説明いたします・・・。

  • 融資面談の際には心に余裕を!

    前回までは融資面談でのNGワードを照会してきましたが、
    今回はその逆、むしろ言った方が印象良くなるんじゃないの?
    というOKワードをご紹介いたします。
    ただ、OKワードとか言ってますが、あくまでも私の独断と偏見です。
    効果のほどは面談相手によって当然変わりますので、ご注意ください。

    それではご紹介します。OKワードは・・・・

    「もし早く返せるときは、早く返してもいいですか?」

    なんじゃそりゃ、そんなもんだけか?
    と思われるかもしれません。これのどこがいい印象なのか。
    前回もご説明したとおり、銀行担当者はあなたの懐具合をみています。
    危うそうな方には貸したくないのです。リスクが大きいですからね。
    そこで上記のように、できるだけ余裕のあるところをアピールしてください。
    事業計画に自信があるところをアピールしてください。

    NGワードを控えめにして、OKワードを念頭に置く。
    これだけでも面談時の印象というのは、ぐっと良くなります。
    お試しあれ。

  • 金融機関での面談について2

    さて、今回も前回に引き続き、融資申請の面談時対策をお伝えします。

    前回はとにかく落ち着いて、提出書類についての説明は
    しっかりと社長の言葉で説明してください、とお伝えしました。
    ただ、全部が全部事業計画を作ったのならいいのですが、
    奥さんに丸投げして作ってもらったり、税理士の指導を仰ぎながら作ったりした場合、
    なかなか一人で面談に行くのは勇気がいりますよね?

    私もいろんな方の融資サポートを行ってきましたが、
    やはりどの経営者の方も面談は不安で不安で仕方がないようです。
    よく、

    (面談に)ついてきてよ!!

    と言われます。まあ、お気持ちはよく分かります。

    では、面談には一人で行った方がいいのか? 二人で行った方がいいのか?

    さて、どうでしょうか?
    答えから言ってしまうと、ずばり、一人で行ってください

    簡単なことです。これは他の誰でもない、経営者ご自身の事業計画に必要な
    融資申請なのです。
    当然ながらすべてお一人で受け答えする必要があります。

    ちなみに、税理士として私が同行したとしても、
    面談が終わるまで待合室で待たされるだけです。
    まぁ、最近は同席できる機会も増えてきましたが、あくまで担当者次第。
    断られれば一人で面談することとなります。
    面談が終わった頃に呼び出され、不明な点を1~2点確認する程度されるです。
    ということなので、あまり税理士が付き添うのもあまり意味がありません。

    あ、私の融資サポートをさせていただいた方には必ず書類提出の際には
    お付き合いいたします。
    まぁ、顔つなぎですね。でもこれが結構重要です。
    全くの見ず知らずのところに紹介です、と言われて行くのも勇気がいりますからね。
    それに間違いなく私の紹介だ、と分かる大事な場面でもあります。

    しかしそれは書類提出の時だけ。
    やはり面談の時にはお一人で行ってもらうのがベストですね。

    次に面談中、実はあまりお勧めしないキーワードがあります。
    しかもついつい言ってしまいがちなものです。
    おそらく意識しておかないとほとんどの方が言ってしまうでしょう。

    ということで、NGワードをランキング形式で紹介します。

    まず第3位!

    「うち(の会社)は借りられますか?」

    これのどこがNGワードなのか?
    これを聞くタイミングがポイントなんですね。
    おそらくこの質問をされる時って言うのは、面談がもうそろそろ終わり、
    って時だと思います。そうです。銀行担当者が話を切り上げようとしたとき。
    そんなときに上記のような質問をした場合どういう印象を持たれるでしょうか?

    「この人、自分の事業計画に自信がないのか? (貸して大丈夫か?)」

    まぁ、言い方にもよりますが、ついつい言ってしまいますね、本当に。
    しかもかなり自信なさげに聞いてしまいます。
    聞いてしまう気持ちはよく分かります。
    なんと言っても融資が下りなければ、今後計画している事業計画が頓挫しますからね。
    しかし、だからこそ胸を張って自信のあるところを見せてやりましょう。
    人柄こそが創業時の大きなメリットとなるんですから。

    それでは第2位を発表いたします。

    「いくら借りられますか?」

    いやぁ、多いんですよ、この質問。
    第3位では弱気な態度を見せると貸し倒れを懸念されますが、
    いくら借りられますか、というのはすなわち自分の事業計画に自信がない
    という裏返しなんです。
    さらに言えば、500万だったら500万、300万だったら300万円の融資が必要なはずです。
    上記のような質問をすれば、「いくらでもいいんですか?」
    という計画性のなさを疑われかねないんですね。
    なので、上記の質問は控えめにしてください。

    では最後、第一位です。

    「うちは問題ない」

    これも言ってしまいますね、よく。
    どんなシチュエーションかと申しますと、
    面談の最後の頃、銀行担当者から「この事業計画で返済できますか?」
    と聞かれた際にふっと答えてしまうものなんです。
    したがって、無意識に答えてしまうものなので、十分ご注意ください。
    コレを答えてしまうと、
    「あ、この人はリスクマネジメントがなってないな。」
    と思われてしまいます。

    面談一つとってもかなり慎重に行わなければならないので、
    ご注意ください。

  • 金融機関での面談について1

    さて、今回は必要書類を作成して、無事金融機関に対して
    融資申請を行った後のお話をしていきます。

    以前にもご説明したとおり、必要書類提出後、約一週間ほどで
    事業計画に基づいた面談が行われます。
    もちろん面談内容は返済計画が実現可能かどうか、です。

    ところがこの面談、一回勝負とあってかなり緊張します。
    とにかく緊張してしまいます。
    まぁ、無理もないことです。
    何しろ、すでに起業後の準備を進めているにもかかわらず、
    融資が下りないことにより事業の計画が頓挫してしまうかもしれません。
    これは大きなことです。

    しかしながら、それでもあえてアドバイスするとしたら、

    とにかく、落ち着いてください!!

    たしかに一発勝負です。しかし、採用面接ではありません。
    強い意志を持って起業する思いを伝えてもらえれば、
    全く持ってマイナスにはなりません。
    次回以降お伝えするポイントさえ押さえていただければ、
    なんらおそれることはありませんので、ご安心ください。

    面談は当然ですが、融資申請時に提出した書類を元に進められます。
    不明な点や詳細を知りたい点などが質問されたりしますが、
    ここで注意すべきはその内容を把握しているか、です。
    会社内で事業計画等を作られた経験のある方ならおわかりでしょうが、

    基本的には

    事業計画書に記載されているすべての数字について責任を持つ

    必要があります。

    簡単に言えば、事業計画書に記載されているどの数字の根拠を問われても、
    サラリと答えられなければいけません。
    これが責任を持つ、ということです。

    ただ、たとえば奥さんに事業計画書の作成を丸投げにしているとか、
    税理士に丸投げしている方は、これらの数字について全くと言っていいほど
    答えることができません。
    一つ二つ、分からない点があるのは自然なことです。
    しかしあれも分からない、これも分からない、ではいったい誰の事業計画書なんですか?
    という疑問になるのも当然ですよね。

    結論、

    提出した資料の説明は、すべて社長の言葉で説明できる

    ようにしてください。
    ただ、実際はどうでしょうか?

    当然忘れている箇所や、不明な天安かも出てくると思います。
    もちろん、あれもこれも分からないものばかりだと信頼感がなくなりますが、
    融資申請で提出する資料なんて、どうしても大量になります。
    それらすべてを把握して説明できることの方が珍しいのではないでしょうか?

    そんなときには素直に、「分かりません。」
    と答えてください。
    間違ってもその場を取り繕うかのような適当な回答だけは避けてください。
    分からないことは上記にも記載したとおり、おかしなことでは一切ありません。
    むしろ自然なことです。
    ただし一点だけ注意点があります。それは・・・

    持ち帰ってすぐに回答!

    することが大事です。銀行の担当者は大変多忙です。
    一度に何件もの案件を抱えています。
    あなたが面談を行った翌日には別の案件の面談を行っていることでしょう。
    そんな中で対応しているわけですから、すぐに回答できることは回答しましょう。
    そうしないとただでさえ人柄を重視される創業融資の場合、
    不利になることは間違いないです。

  • 事業計画は何年分必要?

    今回は事業計画は何年分作る必要があるのか、
    についてお答えいたします。

    ご存じの通り、融資を申し込むと銀行とのつきあいは返済が終わるまで、
    すなわち、5年返済なら5年間、10年返済なら10年間つきあうこととなります。
    そのため銀行側としても向こう1年間だけの事業計画だけでは不安になります。
    とは言っても、今から事業を始めようとしているのに
    5年も10年も先のことまで予想することは難しいと思いますし、
    銀行の担当者としても10年分の膨大な事業計画書を持ってこられても
    迷惑になるだけです。

    そのためベストな年数は3年、少なくとも2年間は必ず事業計画を策定してください。
    2~3年計画を立てることができればご自身の季節変動(売り上げのよい時期)
    を理解することも可能になります。

    あくまでも事業計画を策定する本来の目的は、
    ご自身の事業のリスクを洗い出す作業である、ということを胸に留めておいてください。

  • 業績が控えめな事業計画書

    以前ご説明したように、イケイケ盛り盛りな事業計画書は、
    すぐに実現可能性を疑われる、というお話をいたしました。
    今回はその逆です。

    かなり弱気な事業計画書、たとえば売り上げだけで考えると、
    相当控えめに見積もっても月収200万円はいきそうな事業の場合、
    これを実現可能性の観点から月収100万円にしたとしましょう。
    売り上げが100万円下がると言うことは、
    固定費は別として変動費、たとえば人件費や水道光熱費、
    消耗品、通信費等はそれに比例して下がるようになります。
    しかしながら経費を固定費が大部分を占めていた場合、
    まぁ、間違いなく利益は赤字となるでしょう。

    もう一度おさらいです。
    売上高 - 経費 = 利益
    利益 - 返済 - 利息 = 黒字
    という計算式になるのが、本来銀行に提出するべき事業計画書です。

    ところが
    売上高 - 経費 = 赤字
    この部分で赤字になってしまっていると、
    この事業計画書を受け取った銀行担当者はどう思うでしょうか?

    「?? どうやって返済していくの?」

    当然の疑問です。
    創業当初は赤字でも問題ありません。
    いやむしろ創業当初から黒字の事業はほとんどないでしょう。
    チェーン店や特殊な知名度を持ったお店でない限り。
    しかしながら、将来的に黒字としていくのは当然のことですので、
    1年たっても2年たっても赤字のままだと、上記のような疑問になることは明白です。
    逆に、なんで開業するの? って話になります。赤字が見込まれてるんだったら。

    ということで、控えめな事業計画書を作ることは必要ですが、
    ほどほどにしておかないと、今度は創業自体に疑問を持たれますので、
    注意が必要です。

    控えめすぎる事業計画書はだめ、イケイケも実現可能性が無い。
    じゃー、どうすればいいの!?

    と言われそうですが、(^_^;
    答えは簡単で、その中間、すなわち成り行きで実現できそうな
    現実的な事業計画書が必要と言うことになります。
    しかしながら実はもっとよい事業計画があるんです・・・・。

    それは、どうせだったら3つ作りましょう! ということ。

    3つ、というのは、上記の
    ・イケイケプラン
    ・だめだめプラン、
    ・成り行き値(標準的な数字)プラン
    の3プランです。

    もう、三つとも作っちゃえばいいんですよ。
    そうすると見ている方は、「お、ちゃんとリスク管理ができているな。」
    と判断できますし、ダメダメプランになったときどうするんですか?
    と聞かれても「そのときは夜間にアルバイトしてでも返済していきます。」
    と答えて誠実な態度をアピールすることができます。

    ぜひご検討ください。

  • 事業計画イコール返済計画

    今回は事業計画書の作る意味についてご説明します。

    そもそも事業計画とは、事業概要・経営方針・事業内容・経営環境・事業展開戦略・
    財務計画等を3~5年間(上場までが一般的)策定したもの(目標数値)。
    事業計画書とはそれらを記した資料。 (出典:kotobank)

    となっていますが、はっきり言って意味が分かりませんね。(笑)
    簡単に言えば、
    「新しく商売するにあたって、成功する確率を少しでも上げるように
     リスクを洗い出すために作る計画書。(出典:カワニシ会計事務所)」
    みたいな感じでしょうか。そうです。自分自身のために作る資料です。

    ところが、このブログで説明している事業計画書は、あくまで金融機関に対して、
    融資を申し込む際に提出する資料を前提として説明しております。
    その際の事業計画書の意味合いは少し異なってきます。すなわち・・・

    「銀行から借りるお金(利息含む)を、ちゃんと返していけることを説明する計画書。」
    (出典:カワニシ会計事務所)←しつこい?

    となります。この考え方、非常に大事です。
    まずこの考え方を頭に入れておけば、事業計画書を作るにおいてぶれることはありません。
    しっかりした事業計画書を作っても、前回解説した強気の計画書を作っても、
    銀行に返済していける説明書類になってなければ意味がないんです。

    したがって、売上高、経費、利益、の最後には必ず「返済額」と「利息」の項目を追加しましょう。

  • 事業計画書には自信あり!?

    さて、今回は前回に引き続いて事業計画書のポイントです。
    まず、以下の事業計画をご覧ください。

    売上高
    10月100,000円
    11月200,000円
    12月600,000円
    1月1,000,000円
    2月1,200,000円
    3月1,100,000円

    実際はもっとひどい数字でしたが、あまりにリアリティがないので、
    上記のような数字に置き換えさせていただきました。
    なお、借入希望金額は100万円でした。業種は卸売業です。
    実際にご相談を受けた際に提示された資料ですが、どうですか? どのように感じました?
    おそらくほとんどの人は

    ちょっと難しいでしょ、これ?

    と、感じられたはずです。(^_^;
    実際にこの数字を見た際にも、上記の言葉が出そうになりました。
    しかも運転資金をたかだか100万円得た程度で3ヶ月の間に
    売り上げが10倍になるなんて考えられません。

    しかし、この事業計画を作成された気持ちは非常によくわかります。
    数字の客観性を失わせるほどに自信のあるビジネスプランがあったのでしょう。
    (まぁ、その自信の源も未経験のテレアポだけでしたが・・・)

    このように、ついつい事業計画を作る際にはイケイケの計画になってしまうことがざらです。
    現に金融機関の融資担当者は、申請者から提出された事業計画を話半分にしか聞いてません。
    自信を持って作った最初の事業計画の半分ぐらいが実績になる、
    ぐらいの気持ちを持ち合わせてください。