融資失敗事例13:まともな職歴がない

我々税理士事務所の所長も経営者の一人です。
開業までのプロセスは他の経営者と同じく踏んでおります。

それを踏まえて個人的な意見を述べさせていただくと、
サラリーマン(会社員)になるよりも、経営者として
生活費を稼げるようになるまでのほうがはるかに大変です。

以前当ブログでご紹介した融資失敗事例に、「経験が少ない。」とありました。
ああ、融資失敗事例02:経験が足りない、ですね。

今回はそれ以前の問題として、過去にまともに会社員(正社員)になったことがない
方が経営者として起業を考えている方が相談に見えられました。
はじめはなかなか過去の経歴を教えてもらえなかったのですが、
ヒアリングを重ねるごとにようやく分かって来ました。
その方40歳手前です。学校を卒業後、定職につかず、アルバイトを繰り返し、
この歳になってようやく踏み出したのが起業というわけです。
そのかたは主に水商売を主に手がけている会社を転々としておりましたので、
飲食に興味があったのでしょう、飲食店を開業しようと決意したようですが、
残念ながら普通に会社勤めができない方が経営者としてやっていけるほど
ビジネスの世界は甘いモノではありません。
他の業種と比べて硬いと言われる税理士業ですらそのように感じるのです。
ましてや未経験に等しい方が、多額の借入を起こして経営していけるとは到底思えません。

まぁ、中には学生時代に起業してそのまま上場されたような
ヒルズ族と言われるような方も中にはいらっしゃいます。
しかし積極的に起業したような彼らと、今回相談に来られたような
ある意味年齢的な意味で消極的な起業をされたような方とは根本的に違います。

就職が難しいから、人の下で働くのが嫌だからといった理由で
安易に起業をしようと考えている方がいらっしゃるのでしたら、
きつい言い方にはなりますが、まずはまともに会社勤めをされてから
考えられたほうが懸命かと思います。

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