融資失敗事例47:差し押さえは必ずばれる

お世話になります、税理士の河西です。

前回の続きですね。
前回では差し押さえを受けている場合、まず新規の融資は受けられない、
と思っていくださいとお伝えしました。
ではそもそも金融機関に差し押さえを受けている事実はばれるものなんでしょうか?

結論から申し上げますと、簡単にばれます。
特に新規融資の場合、借入者の身辺調査は必ず行います。
いわゆる与信管理というやつですね。

まず融資申請の際に以下の質問がされます。

あなたの自宅は以下のうちどちらですか?

  • 持ち家です
  • 借家です

なんてこと無い質問のように見えますが、これは非常に重要な質問です。
まず、持ち家です、と答えた場合。
まず間違いなく銀行担当者はご自宅住所の登記簿謄本を確認します。
これはその人に担保価値となるもがあるかどうかを調べる上で非常に重要だからです。
たとえ融資の返済が滞ってきたとしても、差し押さえや抵当に入れるといった選択肢があるからで、
もちろん融資には有利な要素となります。
ただ、この時点で自宅を差し押さえされていることも同時にばれてしまいます。

よく聞くのが、住宅業者の甘い勧誘文句に乗せられてマイホームを購入したはいいが、
当初想定していなかった固定資産税というものが届いた。
しかも結構な額で、とてもじゃないけれど払えない。といった内容です。
所得税や住民税は給料から天引きされますし、
車にかかる自動車税も払わなければ車検が通りません。
しかし、固定資産税はなじみも薄く払わなかったとしても
すぐに生活を送る上で支障をきたすものもありません。
何年も未納で、市役所・区役所からの督促状もほったらかしにしていると
ある日突然届くのが差し押さえ状です。真っ赤な封筒で本当に恐ろしいものですよ。

融資の話に戻しましょう。
では実際に差し押さえを受けている場合、
解除してもらうには滞納している税金等を完納するしかありませんが、
それがあまりにも莫大な場合、一括で払えない場合は借家として申請した方がいいのでしょうか?

はっきり言いますと、持ち家に住んでいるのに借家として申請するのは
もっとやめておいた方がいいでしょう。
まず借家であれば賃貸借契約書を見せてくれと言われます。
たとえ何とか賃貸借契約書を作ることができたとしても、
今度は貸し主に対して家賃の支払い実績を銀行通帳等で確認されます。
この時点ですぐにばれてしまうでしょう。虚偽の申請が。
もうこうなったら融資もへったくれもありません。
なんせ申請者に対しての信用が全くなくなってしまうわけですから。

まぁ、だからといって第三者と係争中である「差し押さえ」状態で
新規融資が下りることはまずありません。
融資申請の時点でこのような複雑な状態の場合、まずは専門家に相談しましょう。
融資に明るい税理士なら何らかの手段を提示してくれることでしょう。

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