融資失敗事例49:長期借入金を短期借入金で決算

この融資失敗事例もいよいよ100事例の折り返し地点となってきました。
50回を超えたあたりで今までのまとめ的なものを出していきたいなと思います。
ただ、この失敗事例ですが、微妙に数字や事例を変更しているとはいえ、
実際にあった相談内容や失敗事例を基にしているため、
見る人が見れば「あ、これ自分のことだ!」
と思われかねないんですね。融資の相談なんてものは普通第三者にばれたくないものです。
したがって、どこまで開示すべきかいつも頭を悩ませている始末です・・・。(^_^;

ま、それはさておき、今回の失敗事例は長期借入金と短期借入金の表示の話です。
財務諸表(会社や個人の決算書のこと)にはいろんなルールがあります。
全く同じ数字でも、作る人によっては大きく異なってしまうのが決算書のおもしろいところでもあり、
難しいところでもあるのですが、当然融資が通りやすい決算書というのがあります。
今回ご紹介するのはその表現のうちの一つ、借入金です。まぁ、借金のことですね。
融資を申し込めば銀行からの融資も借入金として表示されることとなります。
結論から言ってしまうと以下の通りとなります。

短期借入金よりも長期借入金が多い方が有利

とまぁ、こういうことですが、理由を説明させていただきますと
短期借入金というのは名前の通りすぐに返さなければいけない借金です。
逆に長期借入金はお金を返すのがまだまだ先という借金です。
ということは、すぐに返さなければいけない借金が多すぎると、
すぐに資金ショートを起こしてしまう可能性があると言うことですね。
銀行からしてみたら継続した利益ももちろん重要ですが、
それよりも資金不足による返済が滞ることを極端にいやがります。

資金余剰は十分ありますよ、という意味で、短期借入金を極力少なく、
逆に長期借入金を多くするのが融資を視野に入れた決算書作成の基本です。
これを知らずに社長からの借入や親兄弟親戚からの借入まですべて
短期借入にして決算をくんでしまうと、上記のように融資において
非常に不利となります。・・・というか不利になった事例がありました。(^_^;
そのときは相当私も熱弁をしてなんとか融資実行にまでこぎ着けましたが、
なかなか初めての融資の場合だとそこまでの説明力というのはないでしょうから、
やはり決算書を作る際には、将来融資が必要になるかもしれない、
ということを念頭に置いて、融資に通じている税理士に決算書作成を依頼ください。

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