融資の申込先

今日は融資を申し込む際、どの金融機関に申し込めばよいかをご説明します。

さて、金融機関と言ってもいろいろあります。
大きいところだと、三菱UFJ銀行やりそな銀行、三井住友銀行などなど。
とりあえず自分が口座を持っている銀行に融資申し込みをしようか・・・?

と、ちょっと待ってください!!
銀行と言ってもいろんな種類があるんですよ。
もちろん借りやすい銀行、借りにくい銀行、
そしてその種類によっては窓口の担当者に半笑いにされながら門前払い・・・。

金融機関には大きく分けて民間金融機関と政府系金融機関があります。
(下図参照)

区分 銀行 特徴 特徴2
民間 普通銀行 都市銀行 都市に本店をおき、全国規模展開
地方銀行 地方都市に本店をおき、地域経済を営業の基盤
新業態銀行 2000年以後に生まれたネット銀行
民間 協同組織 信用金庫 地域の営業区域の事業主を会員として預金・貸付を行う
信用組合 信用金庫とほぼ同じ
政府系 日本政策金融公庫 2008年に国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫等統合
商工組合中央公庫 政府と中小企業の組合で共同出資、組合員を対象に貸付

※都市銀行例:みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行
※地方銀行例:東京都民銀行、横浜銀行、千葉銀行、スルガ銀行、池田泉州銀行、西日本シティ銀行
※新形態銀行例:ジャパンネット銀行、楽天銀行、住信SBIネット銀行、じぶん銀行

結論から申し上げると、借りやすいのは「政府系」金融機関(例:日本政策金融公庫)です。

なぜか?

まず民間の金融機関は公的機関としての存在ではありますが、あくまで営利目的の株式会社です。
すなわち、お金を貸して、その利息で儲けている会社です。
と言うことは、逆に言えば利息を払ってくれそうのない方には貸したくないんですね。

じゃあ利息の払ってくれそうにない方とは?

実に簡単です。
返済が滞る方、返済不能になりそうな方、利息を安くしてくれと言ってきそうな方。
怖いのは利息だけではなく元本すら回収不能になるパターンですね。
銀行からしたら赤字にもほどがあります。
従って、銀行からしてみれば以下のような方に積極的に貸したいわけですね。

・大企業・財務状態が健全な企業

そうです。これから起業をしようとしている実績もブランドもない方には
はじめからお呼びではないんです。

と言うことで結論です。創業融資は民間系の金融機関は遠慮しましょう。
じゃあ政府系なら貸してくれるんですか?
と言う話になりますが、政府系に関しては次回ご説明いたします。


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