さて、今回は前回に引き続いて事業計画書のポイントです。
まず、以下の事業計画をご覧ください。
売上高 | |
10月 | 100,000円 |
11月 | 200,000円 |
12月 | 600,000円 |
1月 | 1,000,000円 |
2月 | 1,200,000円 |
3月 | 1,100,000円 |
実際はもっとひどい数字でしたが、あまりにリアリティがないので、
上記のような数字に置き換えさせていただきました。
なお、借入希望金額は100万円でした。業種は卸売業です。
実際にご相談を受けた際に提示された資料ですが、どうですか? どのように感じました?
おそらくほとんどの人は
ちょっと難しいでしょ、これ?
と、感じられたはずです。(^_^;
実際にこの数字を見た際にも、上記の言葉が出そうになりました。
しかも運転資金をたかだか100万円得た程度で3ヶ月の間に
売り上げが10倍になるなんて考えられません。
しかし、この事業計画を作成された気持ちは非常によくわかります。
数字の客観性を失わせるほどに自信のあるビジネスプランがあったのでしょう。
(まぁ、その自信の源も未経験のテレアポだけでしたが・・・)
このように、ついつい事業計画を作る際にはイケイケの計画になってしまうことがざらです。
現に金融機関の融資担当者は、申請者から提出された事業計画を話半分にしか聞いてません。
自信を持って作った最初の事業計画の半分ぐらいが実績になる、
ぐらいの気持ちを持ち合わせてください。