前回は融資申込の際に必要となる書類をお伝えしましたが、
今回は借入申込書の書き方をお伝えいたします。
以下の画像は日本政策金融公庫の借入申込書の記載例です。
https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kinyurei190701.pdf
記載内容は大したものではありません。
融資申込者の会社名、会社住所、代表者名、代表者住所、融資申込金額、返済期間等々。
どうです? 大した内容ではないでしょ?
書くことが決まっているものばかりなので、何ら迷うことなく書けそうに思えませんか?
でも、実は
借入申込書は、最後の最後まで作れない!
と言うのが現実です。他のすべての書類を揃えてから、作成してからでないと
作ることができないのです。
「住所とか会社名とかぐらい書けるわいっ!!」
と怒鳴られそうですが、そうではないんです。
- ・お申込金額
- ・お借入希望日
- ・ご希望の返済期間(うち据置期間)
これらをスラスラ書けますか?
もし書けたとして、これらの根拠をスラスラ説明できますか?
そう、ここなんです。難しいのは。
たとえば申込金額を1,000万円とします。
どうしてこれほど必要ですか? と言う問いにすぐに説明できないんですよね。
事業計画書を作成してからでないと。
また返済期間、たとえば10年とします。
「どうして10年ですか? 毎月の返済金額はいくらか試算されましたか?
もし試算されたのなら、その返済金額を返済していけますか?」
この質問に答えられますか?
まず適当に申込金額と返済期間を設定しただけなら答えられません。
と言うわけで結論。
融資申込書類の中で一番簡単に作成できそうな借入申込書は、
一番最後に作成しましょう。
ではまた次回。