融資の申込は面倒なのか?

今回は融資申込に際して必要な書類をご説明いたします。
えっと、結論から先に申し上げます。

めちゃくちゃ面倒です。

とにかく金融機関に対して提出する書類の量が半端じゃない。
既存の資料を集めるだけならまだしも、そのほとんどが取り寄せたり
自作したりの書類ですので、誰にも相談せず、
直接金融機関に融資申し込みをしに行って一発オーケーはまずあり得ません。
まぁ、第三者からお金を借りる(投資してもらう)というのは
簡単じゃない、と言うことですね。

とりあえずそのことを念頭に置いていただいて、
一応必要書類をご説明すると、以下の通りです。

・借入申込書
・登記簿謄本(法人設立後の場合)
・企業概要書(法人設立後の場合)
・創業計画書(すでに事業を始めている場合は事業計画書)
・見積書(設備投資の場合)
・賃貸借契約書 or 物件案内(設備投資が店舗or事務所賃貸の場合)

こんな感じですね。基本となるのは。
この中でもやはりネックとなるのは創業計画書(事業計画書)でしょうか。
意外とご自分の企業概要書すら二の足を踏む人が多いです。

それではまず会社の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)を説明いたします。

よく謄本謄本と呼ばれているものです。
基本的に会社というのは株式会社にしても合同会社にしても、NPO法人にしても、
法務局に登記することで公に設立したと認められます。
この登記した事を確認する書類として取得できるのが登記簿謄本と呼ばれるものです。
実はあまり知られていませんが、この登記簿謄本というのは手数料さえ払えば誰でも取得することができます。
住所と会社名さえ知っていれば、お近くの法務局やその支所に行けば発行してくれます。
公に認められるというのはこういう事なんですよね。
だから適当に書いた会社の目的や、適当に選んだ役員の住所なんかも
誰でも簡単に見ることができちゃうわけです。(手数料さえ払えば)

で、手数料なんですが、以前は一通1,000円と結構お金がかかったんですが、
ネットで請求して普通郵便で郵送してもらえば500円で発行できます。
登記簿謄本に書いている情報だけを見たいだけなら、たったの337円です。
いやぁ、安くなりました。
まあ、もちろんネットで情報を見るだけのサービス(登記情報提供サービス)では
証明証となりませんので、金融機関に対して融資を申し込む際に添付する資料には
必ず証明証(500円~)で提出してください。

次回は借入申込書についてご説明します。

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