融資失敗事例48:名義貸しの借入金がある

もうすぐ7月だというのに、なんだか夏らしさをあまり感じない6月下旬ですね。

お世話になります、税理士のカワニシです。
融資の相談を受けておりますと、本当にいろんな方の相談事例があります。
今回も常識ではあまり考えられないような事例がありましたのでご紹介いたします。

いつものように融資の打ち合わせを進めていると、相談者から唐突に

「実は私の名義で友人のお金をノンバンクから借りているんです。」

と、打ち明けられました。まさに寝耳に水で、しかもノンバンクからの借入ありとは驚きました。
詳しく話を聞いてみると、どうやらその友人は多重債務者で
すでにまともなノンバンクからでさえも借入を行えない状態のようでした。
仕方が無いので相談者が自分の名義でノンバンクからお金を借り、
それをそのまま友人に貸し与えているというのです。

なんと言いましょうか、お人好しと言いましょうか、社会常識が無いと言いますか。
まあその友人、相談者ともにですけども。

多分の事情はあるにしろ、こんな話を聞いてこのまま融資の話を進められるほど、
私に心の余裕があるはずはありません。
すぐさまお引き取りいただきました。
まずはそちらを解決してからの方がいいですよ、とのアドバイスをつけて。

もうね、こんなことをする人ってまずビジネスのセンスがないですよ。
起業したところですぐに他人に利用されるかだまされるか、どちらかです。
人に迷惑をかけるだけかけて廃業というパターンが多いでしょうね。
連帯保証人になるよりもリスクが無いとでも思ったのでしょうか?
ノンバンクからの借入残高がある時点で、なんのお金ですかと聞かれるのは当たり前。
正直に話したものなら真っ先にビジネスセンスを疑われるでしょう。
この人にお金を貸したら、又貸しされるだけかも、と思われるのも仕方が無いところです。

今回ご紹介した失敗事例はかなりレアケースではあるかと思いますが、
このような甘い社会感覚をお持ちの方が起業を考えているのは
あまり珍しいことではありません。
起業すると決めたらある一定ラインはシビアに、クールに決めると言うことも
覚悟しておいてください。

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