融資失敗事例56:代表者がすでに事業融資を受けている

江戸川区の税理士カワニシです。
遅くなりましたが、オリンピック東京開催地決定、おめでとうございます。
以前のブログではこのオリンピック誘致に関して言及しました。
不景気の日本経済にとって神風のように持ち上げられるオリンピックですが、
皆さんが思っているほど効果は出ないと思います。
とはいえ、腐っても鯛、以前の1964年ほどではないとはいえ、
それなりの経済効果は出てくると思います。
景気は「気」の部分が大きいですからね。
真っ先に個人消費がアベノミクスのように進むのではないでしょうか?

それはさておき、今回のテーマは、「代表者がすでに事業融資を受けている」です。
結構このパターンも相談に来られるケースが多いです。
以前に会社を立ち上げたとき、自分の名義で事業融資を日本政策金融公庫から受けました。
ところがまだ完済していないにもかかわらず、会社を閉鎖し、
別の会社を立ち上げてまた融資を受けようとしているパターンです。

どうです? このパターン、融資が受けられると思います?
追加融資というのは別段珍しいものではありません。
ただしそれは既存の事業に対しての追加融資であり、
以前立ち上げた会社名義で借入をおこした融資を完済していないばかりか、
それをおざなりにして(仕切り直し的に)会社を立ち上げるというのは、
はっきり言いまして、筋が通っていないことですよね。
新たに借入をおこすのであれば、まずは既存の事業を立て直すか、
もしくはすでに受けている融資を完済するのが先というものでしょう。

こういうケースで相談に来られる方(少なくとも今年に入って2名以上)は
ほとんど既存の融資の元本が返済できていません。
これでどうやって新たに融資を行おうとする金融機関が存在するでしょうか?

中小企業への融資は会社への融資とは名ばかりで、実際は会社経営者への融資であることを
ご理解いただいた方がよいかと思います。

a:2135 t:1 y:0

コメント


認証コード6085

コメントは管理者の承認後に表示されます。