心をつかむリーダーシップ:足利尊氏

武士のリーダーとして室町幕府を成立させた足利尊氏は1305年、
現在の京都府綾部市に生まれました。

家は清和源氏の嫡流(ちゃくりゅう)を受け継ぐ名門。
当時、鎌倉幕府の実権は平氏の流れをくむ北条家が握っており、
足利家には天下取りへの野望が息づいていました。

1321年に院政が廃止され、後醍醐天皇による天皇親政が始まります。
長く政治の実権を握ってきた幕府を打倒しようという後醍醐天皇の動きを通して、
尊氏は各地に反幕府勢力が存在することを実感します。
そして1333年、倒幕の兵を挙げた尊氏は六波羅探題を壊滅させて鎌倉幕府は滅亡。
その後、後醍醐天皇による建武の新政が始まりますが、戦乱で疲弊した民衆に重税を課したり、
武士の所領を突然取り上げたりして反発や混乱を招き新政は頓挫してしまいます。
ここで尊氏は、新政に不満を抱く武士たちを味方につけ、
後醍醐天皇に反旗を翻し武士による政権である室町幕府を興します。

尊氏をここまで至らしめたポイントは、情報を持っていたことと武士の要望を知っていたことでした。
当時、足利家は全国に30超の所領を持ち、各地の武士が幕府に不満を抱いていることを把握していたのです。
また「御恩と奉公」という言葉に表されるとおり、武士に所領を保証することの重要性を見抜いていました。

心をつかむことで勝利をつかんだのです。

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